50歳過ぎてプロ歌手に

カラオケが趣味の 知人のご夫婦とはもう永いお付き合いになります。

そのご夫婦から 突然順調に経営されていた会社をたたむという話を

聞いて「どうして?」と思ったのはもう何年前のことだろう。

まだご主人が50歳を過ぎたばかりだったので 驚きましたが

いろいろお話を聞いてみると

「なるほど そういう生き方もあるのかなあ」と納得したものでした。

早くリタイアできる環境を羨ましく思ったことや

その勇気ある判断にエールをおくりました。



その後 あまり会う機会はなかったのですが

電話連絡は 時々はあっていて

閉めた仕事場の跡に「カラオケ道場」をつくって

夫婦で楽しんでいるとの話は聞いていました。



そんな時 ご主人が「女房がプロデビューしたから」と言って

その歌がはいったカセットを持参して遊びに来られたときには

本当にびっくり。

趣味でやっていたカラオケを ある作曲家の先生が聞かれて

プロになってやってみたらの話になったとのこと。

クラウンレコードからのデビューです。



今日は その知人のステージを観に行ってきました。

カラオケ愛好者の発表会にゲスト出演です。

初めて観た時に比べると

舞台度胸ももう一人前のプロ歌手です。



ご主人の「こんなことになってしまって」の愚痴もありましたが

なんと奥さまの専属マネージャーとして

かいがいしくお世話されてる姿をみていると

夫唱婦随いや婦唱夫隋っていいなあと思いながら会場を後にしました。