これが本当のかくし味?

実家に 集まった時のことです。

お昼時になり 誰かの「だんご汁が食べたい」との声で

お昼はだんご汁を作ることになりました。

すると母が「だんごは私が煉るからね」と言って準備をはじめたので

具を私が担当することになり 

母の味のだんご汁に 母の目の前での挑戦です。

母の味は もう舌が覚えているので 味付けには自信はあっても

みんなの口に合うのか 不安もある中

野菜をたっぷりいれた具の 味付けも終わり

母の煉っただんごを入れて 出来上がり

みんなでいただきました。

「わあっ おいしい おいしい」との声に

「うれしい。私もお母さんの味付けになった証拠ね」と得意気に言うと

隣にいた母が ひと言

こっそり 酒とみりんを 入れてたよ。」