父の命日

今日は父の命日です。

お墓まいりをして その足で母がいる実家に行きました。

「今 お墓まいりすませてきたから」と言って

仏壇に手を合わせていると 母が

「あら 私も今 お墓まいりに行ってきたところだったよ。」と

いつもの元気な声です。

母の元気な声を聞くとなぜかホッとした気分になります。

 

即 「今 これ縫っているとよ」と

私の孫 母にとっては曾孫の服を見せてくれます。

曾孫のために いろいろな服を作ってくれる母には

本当に感謝です。

母の元気な素はここにあるようです。

 

父は60歳で他界しました。

その時母は55歳でした。当時はそんなに深くは思わなかったのですが 

自分がその年齢をとっくに超えたことを思うと

本当に若かったと思います。

その分 苦労もあったのだろうと思っていましたが

先月 京都に行った際に ホテルで宿泊した夜に

いろいろ母と 語りあったとき

「本当にいい人生だったと思うよ。いい舅、姑さんでよくしてもらったし

永く床にもつかずに ふたりとも逝ったので看病の苦労もなく

5人の娘がいるしね。幸せ。」って話してくれたことを

私も自分のこと以上にうれしくなり

つい涙ぐんだものでした。

 

母には父の分まで もっともっと 長生きして欲しいと思います。