かあちゃん


新聞の連載小説「かあちゃん」を毎日読むのが楽しみです。

短編小説形式で 33回の今日が第一回目の「かあちゃん」の最終回でした。

交通事故でハンドルを握っていた夫を亡くし 同乗していた同僚も亡くなり

その同僚の家族に償うために 事故のことをひと時も忘れることなく 

笑うことを忘れて 一生懸命に生きた かあちゃん

そのかあちゃんが 毎月命日にお墓まいりを欠かさずにしていた同僚の墓の前で

倒れてしまいました。

でも病院に運ばれて元気を取り戻すことができて 読んでいてホッとしました。

 

最後は亡くなった同僚の娘さんも「かあちゃん」をせめることなく

かあちゃんの笑顔を見たことがなかった息子とのわだかまりも解けて

「いっぺん 温泉に連れて行ってもらおうかね。」

「そうだよ。これからはいっぱい笑って 元気で長生きして。。。。」

 

親子が病室で涙ぐむシーンで小説は終わりましたが

罪を償うということは そのことを一生忘れずにいることが償うことなんでしょうけど

どんな小さな罪でも 誰もが その心と気持ちをもっていれば

もっといい社会になるのでしょうけど。。。。。

 

 

明日からはどんなかあちゃんが登場してくるのか

楽しみです。