未来のお手本

今日の午前中 予約診察に行きましたが



予約なのに 一時間近くも待たされて



本を読みながらも時計が気になります。



その様子がお隣にすわっておられた高齢のご婦人にもわかったのか



「どんな症状できたの?」って声をかけられました。



見た目は80歳を過ぎたくらいの お元気なご婦人です。



症状をお話すると



「私は 10年前に ガンの手術をしたけど もうなんともないの」と



手術の経過等も軽快にいろいろお話されたので



「失礼ですけど おいくつになられます?」とお聞きすると



「96歳よ」の返答にはびっくり。



会話の反応の速さ 口も耳も達者です。



96歳の今もひとり暮らしをされているそうで



一緒に来られていた次男のお嫁さんが



「一緒に来ることもないのだけど 歳が歳なので着いてきたの」と



横から口を出されましたが お二人の会話は まるで母娘でした。



一応 用心のために杖を お持ちでしたが



足腰も丈夫で 



本当に 生きたお手本を 目の前にできました。





話がはずんでいると



「風さん」と順番が来てしまいましたが



あんなふうに年齢を重ねていければ 最高だろうなと思いながら



診察室にはいりました。